前回の投稿では
娘の障害が分かったときの「お金の不安」を書きましたが…

今回は、「生き方の悩み」についてです。
障害がある子はどんな大人になるのか
「苦手な読み書きをどうしよう」というより
わたしの悩みは、「この子にどうやって生き方を教えてあげよう」でした。
読み書きに苦手さがあるといっても、社会性は高い子なので
「人と関わりながら生きていくことはできるだろう」と思っていますが
正社員で働く未来が全く想像できませんでした。
(それはもちろん、今も)
じゃあ、どうすればいい?
- 読み書きができるようになればいい?
- 勉強ができて、良い高校・良い大学に入れれば安心?
けれど、わたしの不安はそこではありません。
- 障害のある子が自己肯定感を失わず、社会で生活できるには何ができる?
そうやって悩み考えた結果が
母親であるわたしが、普通じゃない生き方を背中で見せてあげればいいんだ!
でした。
生き方の選択肢をみせる
正社員で働く親に
「あなたはあなたらしい生き方をしていいんだよ」と言われて
こどもは「そうだよね」と納得できるでしょうか。
自分で稼ぐ力をつけて、自分らしく生きている親に
同じことば言われた方が、ことばの説得力は強いですよね。
それに今は、正社員で働くことが正解の時代ではなくなってきました。
いろいろな働き方を選べるようになってきて
娘たちが大人になることにはもっと、働き方の選択肢は広がっているでしょう。
そのときに、娘たちが自分で自分の道を切り開けるようになるには
こどもの頃から親のそういった姿を近くで見て、学んで
「こういう生き方をしてもいいんだ」って
選択肢を持ちながら育っていけることだと思いました。
働くことはもちろん
生活のためであり、自分らしく生きていくためです。
それともうひとつ、
娘たちに生き方を見せるために、言語聴覚士のお仕事も副業も真剣に取り組んでいます。