退職してしばらくは…
「言語聴覚士の仕事はあまりしたくない」という思いが強かった。
退職するにあたって、“やっぱりこういう人たちの集まりだったか”という部分をみたから。
退職を知った同業者からは、お仕事の話はいくつかもらったものの
「疲れちゃったから今は在宅ワーク中心でいいや」とほとんど断った。
けれど不思議。
少しお休みをして息がしやすくなったら、「言語聴覚士のお仕事がしたいな」という気持ちが自然と湧くのだから…。
むしろ「もう二度と都合よく使われる働き方はしない!」とパワーアップできたのだから。笑
なぜ、パワーアップできたのか。
それには理由がある。
退職してしばらくは、今までは接点がなかった人と会い、今までは行かなかった場所へ出かけるようにした。
とはいえ、インドアな性格なので、あまりたくさん出かけてはいない。
オンラインで人に合ったり、セミナーに参加することの方が多かった。
そしてもうひとつ、オススメの本を聞いては読むを繰り返した。
自分の中にある常識をぶち壊して視野を広げるには、それが一番手っ取り早い。
そう、教わったので真似をするように実行した。
言語聴覚士のお仕事がしたい
原点に戻るとは思わなかったけれど、“人として”の部分に少し厚みが出て、自分がしたいことが明確になった気がした。
周りの目を気にして、無難なことばを選び、間違えない選択をする。
その組織の中にある歪んだ“正解”に納得できないと、叱られ陰口を言われる。
“時給が高いから辞めないでしょ”とばかりに、施設都合の勤務条件を提示される。
そんな働き方がとても苦しかった。
雇われていたら、対等な働き方はできない。
「お金」のために働いていたら、自分のやりたい仕事はできない。
けれど在宅ワークで収入の柱があれば、生活の不安もなく“やりがい”を求めて自分のやりたい仕事ができる。
在宅ワークを始めたのは、お金で買える「贅沢」がしたいわけじゃなかった。
- 余白のある暮らし
- 自分自身を信じられる生き方
- 娘たちに“かっこいい”と言われる働き方
わたしが欲しいものは、目に見えないものだった。
「本当にやりたいことは、豊かになってからみつければいい」と教わったことがある。
言語聴覚士として働き続けることが、本当にやりたいことかはまだ分からない。
でも今のわたしにとって在宅ワークは、言語聴覚士としてどう生きていきたいかを支え導いてくれる大切な土台になっているのは間違いない。

